前回のつづき、後半5枚。
前回はすべてトレー下半分が折り切られた状態の5枚だった(どうでもいいけど「折り切る」ってあんまり聞かない。8㎝テクニカルタームか?)。今回の5枚はトレー下半分がついているものあり。さすがにこの記事のためにトレーを折り切る勇気が出なかったのと、「格子の向こう」とタイトルにつけた以上、格子越しの写真があってもいいと思ったので。
6枚目「目がすべて」斉藤さおり 1989年 PLATZ/日本コロムビア
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「ジャケットを図のように組み立てて下さい。持ち運び、収納に便利です。」は前回の5パターンとほぼ同じなのだが、「さらにコンパクトに」のコピーがない!上部に爪があるせいで、スペースが下に押しつぶされている。
1.①「表紙部分を内側に2ッ折りにします。」2.②「プラスチック・トレーを半分に折り切ります。」3.③爪を残して下半分を内側に2ッ折りにします。」4.④「爪を切り込みに入れます。」5.完成
なぜかコマの左上に番号がふられているのに文章の頭にも番号がある(5コマ目だけコマの中に「完成」の文字)。初のですます調。
ジャケットの女性像は前回紹介の5枚よりもしっかり顔が描かれている。右手で髪をかきあげ、バックも黒なので主張が強い印象。
7枚目「元気ですか!?」富田靖子 1988年 日本コロムビア
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6枚目とジャケの女性に共通点が多い(黒バック、右手で髪かきあげ)。おそらく同じイラストレーターが描いたと思われるが、同じ絵ではない。これも「さらにコンパクトに」なし。
①「表紙の中央、ミシン目より、下半分を切り取ります。」②「歌詞部分を内側に2つ折りにします。」③「プラスチック・トレーを半分に折り切ります。」④「完成」
6枚目とはジャケの切り取りや爪ありなしなど違う点が多く、同じ絵が使えなかった。
8枚目「ガラスの薔薇」野村宏伸 1989年 ビクター
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初の白紙ジャケ。今までの7枚はすべて女性像が描かれていたのでかなり簡素な印象。下には「8センチCD用アダプターについて」「使用上のご注意」と情報満載で「パッケージの組み立て方」は上半分のスペースに圧縮。
図のジャケ面にA, Bとふられ、プラスチック・トレー、爪、切り込みが図示されている。
①プラスチック・トレーを折って、切り離す。②ジャケットをB→Aの順に折りこむ。③爪を切り込みに入れて完成。
9枚目「BAD BOY…」芳本美代子 1989年 テイチク
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つづいて白紙ジャケ。今回唯一の「さらにコンパクトに」のコピー登場!
①「表面を内側に2ッ折りにする。」②「プラスティック・トレーを半分に折り切る。」③「本体・トレーの付いている台紙を内側に折り曲げる。」④「差し込んで完成。」
最後の「差し込んで」は爪を差し入れ口に差す作業。
10枚目「夏少女」浅香唯 1985年作品、1988年の再発盤 ハミングバード/ビクター
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ご覧のとおり今までの9枚とは上下が逆になっている。
この記事を書いている途中で同じパターンの見やすい盤(トレーが折り切られた)が見つかったのでそれを紹介。
「BOY~If I'm 17」ビートたけし 1988年 ビクター
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上下をひっくり返した。左側に「パッケージの名称」があるのが新しい。以下の説明文中の①②など〇内の数字はこの左の図上にふられている番号。
1.②を切り取る 2.④を内側に折り曲げる 3.⑤と⑥を2つに折る 4.⑤と⑥を切り取る 5.出来あがり
文章で読むとさっぱりわからないが、図で見てもかなり分かりにくい。個性を出そうとして失敗した感じ?説明としては最もダメなパターン。
他にもありそうだが、とりあえず格子の向こう編終了。
前回はすべてトレー下半分が折り切られた状態の5枚だった(どうでもいいけど「折り切る」ってあんまり聞かない。8㎝テクニカルタームか?)。今回の5枚はトレー下半分がついているものあり。さすがにこの記事のためにトレーを折り切る勇気が出なかったのと、「格子の向こう」とタイトルにつけた以上、格子越しの写真があってもいいと思ったので。
6枚目「目がすべて」斉藤さおり 1989年 PLATZ/日本コロムビア

「ジャケットを図のように組み立てて下さい。持ち運び、収納に便利です。」は前回の5パターンとほぼ同じなのだが、「さらにコンパクトに」のコピーがない!上部に爪があるせいで、スペースが下に押しつぶされている。
1.①「表紙部分を内側に2ッ折りにします。」2.②「プラスチック・トレーを半分に折り切ります。」3.③爪を残して下半分を内側に2ッ折りにします。」4.④「爪を切り込みに入れます。」5.完成
なぜかコマの左上に番号がふられているのに文章の頭にも番号がある(5コマ目だけコマの中に「完成」の文字)。初のですます調。
ジャケットの女性像は前回紹介の5枚よりもしっかり顔が描かれている。右手で髪をかきあげ、バックも黒なので主張が強い印象。
7枚目「元気ですか!?」富田靖子 1988年 日本コロムビア

6枚目とジャケの女性に共通点が多い(黒バック、右手で髪かきあげ)。おそらく同じイラストレーターが描いたと思われるが、同じ絵ではない。これも「さらにコンパクトに」なし。
①「表紙の中央、ミシン目より、下半分を切り取ります。」②「歌詞部分を内側に2つ折りにします。」③「プラスチック・トレーを半分に折り切ります。」④「完成」
6枚目とはジャケの切り取りや爪ありなしなど違う点が多く、同じ絵が使えなかった。
8枚目「ガラスの薔薇」野村宏伸 1989年 ビクター

初の白紙ジャケ。今までの7枚はすべて女性像が描かれていたのでかなり簡素な印象。下には「8センチCD用アダプターについて」「使用上のご注意」と情報満載で「パッケージの組み立て方」は上半分のスペースに圧縮。
図のジャケ面にA, Bとふられ、プラスチック・トレー、爪、切り込みが図示されている。
①プラスチック・トレーを折って、切り離す。②ジャケットをB→Aの順に折りこむ。③爪を切り込みに入れて完成。
9枚目「BAD BOY…」芳本美代子 1989年 テイチク

つづいて白紙ジャケ。今回唯一の「さらにコンパクトに」のコピー登場!
①「表面を内側に2ッ折りにする。」②「プラスティック・トレーを半分に折り切る。」③「本体・トレーの付いている台紙を内側に折り曲げる。」④「差し込んで完成。」
最後の「差し込んで」は爪を差し入れ口に差す作業。
10枚目「夏少女」浅香唯 1985年作品、1988年の再発盤 ハミングバード/ビクター

ご覧のとおり今までの9枚とは上下が逆になっている。
この記事を書いている途中で同じパターンの見やすい盤(トレーが折り切られた)が見つかったのでそれを紹介。
「BOY~If I'm 17」ビートたけし 1988年 ビクター

上下をひっくり返した。左側に「パッケージの名称」があるのが新しい。以下の説明文中の①②など〇内の数字はこの左の図上にふられている番号。
1.②を切り取る 2.④を内側に折り曲げる 3.⑤と⑥を2つに折る 4.⑤と⑥を切り取る 5.出来あがり
文章で読むとさっぱりわからないが、図で見てもかなり分かりにくい。個性を出そうとして失敗した感じ?説明としては最もダメなパターン。
他にもありそうだが、とりあえず格子の向こう編終了。