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Channel: 失われたメディア-8cmCDシングルの世界-
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「冬のオペラグラス」 新田恵利 1986年

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おニャン子クラブ会員番号4番、新田恵利のデビューヒット。1986年のシングル(もちろん7インチアナログ)を、「ブルボンCaferi お宝おニャン子クラブCDコレクション」の一枚として2004年に紙ジャケ8?化。

?冬のオペラグラス
作詞: 秋元康 、作曲・編曲: 佐藤準
素人を売りにしていたおニャン子の中でもリアルな普通っぽさが群を抜いていた、というのは形容に矛盾があるけれど本当の話。国生さゆり、河合その子と並び称されるグループ初期のフロントメンバーとして活躍していたなんて、当時を知らない者に理解してもらうのは困難だろう。本当なんだよ、信じて。
そんな新田さんの名実ともに代表曲。イントロのフレーズがノスタルジックでいい。「シュガーベイビーラブ」ぽくて。曲の展開やアレンジもオールディーズテイストを取り入れ、なんちゃってウォール・オブ・サウンドと言えなくもない、スペクター〜ナイアガラへの憧れが見え隠れ。新田さんの鼻炎気味口先歌いは聞き苦しいことこの上ないけど、今なら我慢できる(ギリ)。

食玩の常として、B面曲「ロマンスは偶然のしわざ」は収録なし。

定価不明、中古で100円。
エースとしての自覚があったのかどうか知らないが、とにかくオーラはかなり薄い。


これは結構知られざるカヴァーかな。星井七瀬がひっそり歌ってた。

コンピレーションアルバム『Girl’s BOX〜Best Hits Compilation Winter〜』(2005)に星井版「冬のオペラグラス」(編曲:SJR)が収録されている。

星井ヴァージョンは原曲よりわずかにスロー。あの印象的なイントロはそのままだけど、なぜが交通整理風の笛がリズムをとっている。どうしても聴いていてイライラしてしまうオリジナルシンガーに比べて、ちょっとダルそうに歌うなっちゃんの(相対的)安定感が嬉しい。メロディのよさが素直に伝わる名カヴァーに仕上がっている。2005年つったらあの名作シングル「パーマパビリオン」と同じ年か!

他の収録曲では「恋のマイアヒ(日本語ヴァージョン)」(長谷部優+瀧本美織+岩崎舞)がよかった。朝ドラ「てっぱん」で安田成美の娘を演じた瀧本美織はSweetS在籍時ね。

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