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Channel: 失われたメディア-8cmCDシングルの世界-
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「今宵の月のように」 エレファントカシマシ 1997年

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1月の恒例企画、昨年末の第86回NHK紅白歌合戦をふりかえる。

セットリストはWiki参照。

前半はぼんやり鑑賞。
おっと思ったのは島津亜矢「The Rose」。英語で歌われていたのだが、字幕に出てきた日本語詞は高畑勲によるもの。映画「おもひでぽろぽろ」の主題歌として都はるみが歌った「愛は花、君はその種子(THE ROSEより)」の歌詞をそのまま使用していた。

五木ひろしのリズムのよさに今回もうなる。「夜空」最高だった。トリでよかったんでは?

椎名林檎とトータス松本「目抜き通り」
ドラマ「カルテット」のその後をイメージして作ったと林檎さんの話。松たか子と高橋一生はあの場にいたんだから、満島ひかりの代わりに三浦大知(?)、松田龍平の代わりに椎名林檎(??)で「おとなの掟」とのメドレーでもよかったのに!

X JAPAN「ENDLESS RAIN~紅」
いずれも1989年の8㎝ソングメドレー。曲前のしゃべりでYOSHIKIがぼそっと「洗脳星…」とつぶやいたのにギョッとしたが、ちょっと調べたら「洗脳星から帰ってきたTOSHI」というのは彼らの持ちネタのひとつになっていることを知る。


エレファントカシマシの15thシングル。

①今宵の月のように
作詞・作曲:宮本浩次、編曲:宮本浩次・佐久間正英
イントロなしでいきなり「くだらねえと」と吐き捨てるような宮本の声のインパクト。素朴なメロディにのせて歌われる抽象的な歌詞。やさぐれているようで前向きな内容なのもJ-POP標準。過去のキャリアの反動か分かりやすさを推し進めていったピークに位置する作品。TVドラマタイアップもありバンド最大のヒットシングルとなった。
紅白のステージでこの曲が歌われた。それギター持ってる意味あったのか?という相変わらずの挙動不審な宮本の動きに目が離せなくなった。

②赤い薔薇
作詞・作曲・編曲:宮本浩次
こっちのほうが名曲じゃね?

どちらも宮本の無頼な歌声が活きる、放浪ムードあふれる2曲。

③①のカラオケ

定価1020円、中古で108円。
前かがみの姿勢も髪型も変わってなかった。


2018年9月に引退するので今回がラスト紅白になる安室奈美恵。彼女の歴史を振り返るVTRで冒頭に流れたのは「ミスターU.S.A.」だったのでちょっと興奮。スーパーモンキーズは封印されているのかと思ってた。

高橋真梨子「for you…」
氷川きよし「きよしのズンドコ節
石川さゆり「津軽海峡・冬景色」

このあたりは安定の8㎝ネタ。とはいえ「津軽海峡・冬景色」は1977年、「for you…」は1982年、「ズンドコ節」はカヴァー。ちょっとルーティンに入りすぎてる感あり(石川さゆりに限らず)。
Xは短冊シングルだけど80年代。90年代からはエレカシだけだったんだな。

大トリがゆず。これはいろんな意味でおおきな決断だったのではなかろうか。「栄光の架橋」って2004年なのか…

流行りの芸人さんが分からないし、裏トークも盛り上がりに欠けた。もう少し新鮮味が欲しいところ。


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