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Channel: 失われたメディア-8cmCDシングルの世界-
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「しあわせ」 CHICO 1992年

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CHICOのおそらく唯一のシングル。

ヴォーカリストの個人名なのかユニット名なのかもわからない。たぶんジャケ中央の短髪の女性がチコさんで、両側で完全に影になっている男ふたりとの3人ユニット名もCHICOなのではないかと予測(シャーデーのパターン)。

①しあわせ
作詞:サエキけんぞう、作曲:新田一郎、編曲:工藤隆・勝又隆一
トレヴァー・ホーンがプロデュースしたグレイス・ジョーンズ『Slave To The Rhythm』(1985)を90年代ハウスサウンドで再び、みたいなコンセプトだろう。ジャケの雰囲気も80年代グレイス・ジョーンズを意識していると思われる(とくに髪型)。サンプリングを多用した攻撃的なサウンドが懐かしい雰囲気。イントロで「バケラッタ」って言ってるよね?主に歌っているのは男性コーラス(ジャケのふたりか?)で、チコは語りメイン。ハッタリかましてナンボのトレヴァー・ホーン精神が継承されている。

②Water Children
作詞:尾上文、作曲・編曲:福冨幸広
こちらもハウスで、よりメロディアス。チコさんの漂うようなヴォーカルも現れるが、どっちかというと男性コーラスの比重が大きい。「地球に帰ろう この星の子供たち」なんてラブロック的な歌詞をよく読むと、じつは水子の話なのか!?

2曲ともアルバム『CHICO』(1992)収録曲。

翌年の2ndアルバム『SPUNKY』では女性がふたり増えて5人組になっていた。

定価900円、中古で100円。
裏ジャケはヴォ―ギングきめてる。



こっちのがインパクトあってよかったんじゃない?

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