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Channel: 失われたメディア-8cmCDシングルの世界-
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「よろしく哀愁」 郷ひろみ 1974年・1991年、シンシア 1994年

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郷ひろみ唯一のオリコン1位作品。オリジナルとリメイク、そしてカヴァー。


まずはオリジナル。前回紹介した5曲入りベストの1曲目。

①よろしく哀愁 
作詞:安井かずみ、作曲:筒美京平、編曲:森岡賢一郎
1974年リリースされた10thシングル。キャッチーすぎる京平メロディを追いかける、ひろみのまだちょっと硬いヴォーカルが初々しい。ストリングスとホーンが絡む昭和歌謡王道アレンジ。構成としてはA-A-サビ-Aでワンコーラス。この流れるようなAメロが頭を駆け巡る!「友だちと恋人の境を決めた以上 もう泣くのも平気 よろしく哀愁」安井かずみも冴えまくってるな。なんだかよく分からないけど「♪よろしく哀愁~」とバシッと決められると妙な説得力あり。2分56秒。


中央のリメイク。

1991年の62ndシングル「裸のビーナス~NAKED VENUS HOUSE VERSION~」のカップリングが「よろしく哀愁~HELLO SADNESS BOSSA VERSION~」。編曲は難波正司、4分23秒。


右、シンシア(南沙織)によるカヴァー。

①よろしく哀愁
編曲:服部隆之
ジャケットには「よろしく哀愁〈シンシア・ヴァージョン〉」と記載あり。服部隆之の名前で想像つくとおり、華麗なストリングスを中心にしたアレンジ。ストリングスのみをバックにゆったりワンコーラスを歌いきり、最後の「♪よろしく哀愁~」とともに泣きのギターとリズムが入ってくる。2番は過剰なくらい盛り上げる、4分59秒。

②Art of Loving
作詞:売野雅勇、作曲:山崎ハコ、編曲:大谷幸
今のところ最後のアルバム『Art of Loving』(1993)タイトル曲。

③①のカラオケ

定価1000円、中古で100円。
南沙織、39歳。このシングルには、どこにも南沙織の名前がない。完全にアーティスト名「シンシア」として活動していたようだ。

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