「絶頂集」 椎名林檎 2000年

椎名林檎のシングルなんだかミニアルバムなんだか微妙な作品。オフィシャルでシングルに分類されているからシングルでいいか。

箱入り8㎝3枚組。

まずは開けてみよう。



マキシサイズの薄型ケースに1枚ずつ収められている。右下のはブックレット。

絶頂1 虐待グリコゲン

３曲とも作詞・作曲：椎名林檎、編曲・演奏：虐待グリコゲンのライブ録音。

①やっつけ仕事
『加爾基 精液 栗ノ花』(2003)に「やつつけ仕事」として収録された曲。

②ギャンブル
『加爾基 精液 栗ノ花』ぽい雰囲気なので、好き。

③Jｪﾁ`ｯじoTMｳ
『無罪モラトリアム』収録の「同じ夜」のライブヴァージョン。拍手のあと林檎さんの「どうもありがとう　それではお聴きください」と普通のMCが入る。文字化けタイトルは「製作者の意図」。
　


絶頂2 天才プレパラート

これのみスタジオ録音盤。編曲・演奏：天才プレパラート。

①メロウ
作詞：椎名林檎、作曲：戸谷誠・椎名林檎
バンドのギタリストとの共作。

②不幸自慢
作詞・作曲：椎名林檎
学園祭バンドらしい荒々しさ。

③喪＠CｴNｺ瑠ｦｭＷｧ
作詞・作曲：椎名林檎
文字化け2曲目。「喪 興瑠怒（仮）」（「ソー コールド」とルビがふってある）との表記もあり。演奏が終わったあと、林檎さんが「ゴメン」と謝っている。


絶頂3 発育ステータス

ライブ盤。編曲・演奏：発育ステータス

①膨らんできちゃった
作詞・作曲：椎名林檎

②はいはい
作詞：発育ステータス　作曲：椎名林檎、田渕ひさ子

③光合成
作詞・作曲：椎名林檎

バンドは５人で、なんと林檎さんを含むトリプルベース（！）とギター＆ドラムという変則すぎる編成。曲はみんな短くて、３曲で8分23秒。


９曲すべて2000年に録音されたもの。3枚のディスクそれぞれのタイトルになっている3バンドは、椎名林檎以外に重なっているメンバーはいない。試行錯誤をそのまま提示したようなラフな印象が林檎さんとしてはレアか。

定価2940円、中古で105円。
確かブックオフのシングルコーナーにあった。やっぱりシングルでいいんだ。


関連林檎
「幸福論」　唯一の短冊8㎝作品。