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Channel: 失われたメディア-8cmCDシングルの世界-
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「ラ・ピオジャ―フィレンツェの雨―」 高山美図紀 1992年

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高山美図紀の3rdシングル。

?ラ・ピオジャ―フィレンツェの雨―
日本語詞:竜真知子、作曲:Corrado Conti / Mario Panzeri / Daniele Pace、編曲:滝寺達也
オリジナルはジリオラ・チンクエッティ、1969年。日本でもちょっとヒットしたイタリアの美人シンガーの曲で、原題は「La pioggia」、邦題は「雨」。サンレモ音楽祭が似合いそうなレイト60'sらしいドラマチックな曲を、高山美図紀が23年後に日本語カヴァー。イントロから切迫感のある、原曲よりパワーアップしたアレンジ。♪ズンズンズンズンズンズンドコなリズムが「アテンション・ストックホルム」チックともいえる、印象的なAメロは結構好みなんだけど、いかにもイタリアンな歌い上げ系サビはなんだか唐突でついていけない。恋人と別れ、傷心ひとり旅らしき設定なのに「ラ・ピオジャ 思いきり フィレンツェ気分」なんて歌詞にもややズッコケるし。一方「ひと雨ごとに 春になれ」のフレーズには、はっとさせられたりもする。美図紀さんの歌唱は真面目さが伝わってくるけど、声質と曲のミスマッチの印象は否めない。

?ハートの指輪
作詞:伊秩弘将、作曲:川上明彦、編曲:滝寺達也
どことなく70年代ぽいしっとり系失恋ソング。美図紀さんの声はドライ過ぎず、ウェット過ぎずで、いい塩梅の切なさを醸し出している。美図紀さん本人もお気に入りの曲とのこと。確かに?に比べ、あらゆる面でフィットしていると思う。タイトルは聖子の名曲「ハートのイアリング」を意識?

??のカラオケ

定価900円、中古で100円。
優等生のあの娘が、急にソバージュで攻めてきた!的なちょっと意表を突かれるジャケ。残念ながらフィレンツェロケではなかったようだ。3枚並べてみると、どんどん垢ぬけていく過程が見えて楽しい。

久々にAmazon価格をチェックしたら「中古品の出品:1¥ 4,232より コレクター商品の出品:1¥ 4,655より」っておいおい。美図紀バブル到来か!?

関連美図紀さん
1st「早春
2nd「八月九月

いつもどおりレビューしてみたつもりだが、もう美図紀さんは(勝手に)知り合いの域に入ってしまっている感じなので、やっぱり意識してしまう。これでコンプリートなので、もう書くネタがない。最後に、美図紀さん、いつもありがとうございます!

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